幼少期
幼少期の頃から大人の肩たたきが好きでした。
盆正月に親戚が集まると叔父叔母の肩を順に叩いて回りました。
「ありがとう」
「気持ちよかったよ」
そう言ってもらえると誇らしくて
またその言葉をもらいたくていつでも肩たたきのチャンスをうかがっていました。
会社を経営していた父が亡くなったのは私が10歳の頃。
癌でした。45歳でした。
病気がわかってからはあっという間のことで
幼い私は理解できないまま大好きな父がいなくなってしまった現実を
受け入れるしかありませんでした。
私には兄が二人。
当時高1、中3でした。
母は看護師で女手一つで大学まで出してくれました。
母の口癖は
「看護師になりなさい」
「女だって一人で生きていける経済力をつけなさい」
母の背中を見て育って看護師の道を選ばなかった私。
とはいえ健康に人生を全うすることに関わりたいと思うのは両親の影響を受けているからだと思います。